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ドラムはパッド練習でもうるさい?自宅でドラムを叩くときの騒音問題と解決方法について

今回は、自宅でドラムの練習を検討している方に向け、注意しておきたい騒音問題と、その解決方法について解説します。

ドラムなどのパーカッションは、楽器の中でも特に騒音問題の可能性が高い楽器として有名で、マンションなどの集合住宅に住んでいる方の場合、2階以上に防音室を作りたいと専門業者に相談しても、断られるケースがあるほどです。そのため、自宅でドラムを叩くときには、演奏音が表に出ない電子ドラムを採用したり、練習用パッドを用意してスティックのコントロール練習などをするケースが多いです。ただ、住環境によっては、ドラムのパッド練習であっても、ご近所さんから「うるさい!」と苦情が出てしまう場合もあるのです。

そこで当記事では、自宅でドラムを叩くときに考えられる騒音問題や、ご近所さんに配慮しながらドラムの練習をするための対策について解説します。

そもそもドラムによる騒音ってどれぐらいなの?

それではまず、ドラムの演奏がご近所さんにとってどれほどうるさいのかについて簡単に解説します。ここでは、皆さんにもわかりやすいように、ドラムの演奏音が私たちに日常生活周辺に存在する、騒音と比較しながらどれほどうるさいのかをご紹介していきます。

音の大きさは「dB(デシベル)」という単位で表されています。人が日常生活の中で「静かである」と感じる音の大きさはだいたい45dB以下で、不快に思わない音量の目安が40~60dB程度とされています。参考として、静かな住宅街や図書館などの音量が約40dBとされています。
また、テレビの音や人が会話する時の音量が70dB程度とされていて、これぐらいの音量になると、5m程度離れていても何を話しているのかがはっきりと聞こえる程度の音量となります。先ほど紹介した人の感じ方で言えば、このレベルの音量から人が不快に感じるようになるとされています。

さらに、一般の方が「うるさいな…」と感じるレベルとなると、電車の車内やボーリング場などのアミューズメント施設の中が該当します。このような場所の音量は、90dB前後の音になるとされていて、ほとんどの方は「うるさいな!」とはっきり感じるようになるでしょう。ちなみに、ピアノの生音がこの辺りの音量となるのですが、自宅で何の防音対策もせずにピアノを演奏すると騒音トラブルの可能性があると言われるのが良く理解できます。

これ以上の音になってくると、自動車のクラクションの音が110dB程度と言われていて、このレベルになると離れていても非常にうるさいと感じるはずです。そして、日常生活の中にある音の中で最も大きいのが飛行機などのジェットエンジンの音で、なんと130dBもの音量になるとされています。130dBもの音量になると、それを聞いた人が聴覚障害になる可能性があると言われています。

それでは、生ドラムの音はどれぐらいの音量になるのでしょうか?実は、生ドラムの音量は、それなりの腕前の方が演奏した場合、ジェット機と同レベルの130dB近い音量にまでなるとされています。これを聞くと、驚く方が多いと思いますが、ドラムなどのパーカッションは、その他の楽器と比較して、圧倒的な音量を持つことから、騒音問題を引き起こしてしまう訳です。

ドラムは、騒音以外にも振動が問題となる

ドラムの騒音問題で注意しなければならないのは、ドラムは、大きな音が生じるだけでなく、振動が近隣住宅に伝わる可能性が高い点です。

ドラムは、大きな音が生じるということは演奏者も理解していますので、自宅で練習する際には、電子ドラムの上にタオルなどを置いて音を消したり、練習用パッドを使用したりしますが、この場合でも近隣の方から苦情を言われてしまうことがあります。実は、ドラムはタオルなどで音を消したとしても、スティックで太鼓を叩いたときの振動が、建物の構造体に伝わり拡散していくのです。そのため、集合住宅で、消音してドラムを叩いていたのに、階下や隣の住人から「うるさい」と苦情が出た時には、振動が原因になっていると考えられます。

ドラムは、上述したように、130dBもの大きな音が生じる楽器なので、演奏音が騒音問題の原因になると考えられがちですが、実は騒音よりも振動の問題の方が深刻で、振動をどのようにして止めるのかが重要になります。

ドラムの騒音問題を防ぐための対策とは?

それでは、ドラムの騒音問題を解決するための対策についていくつか具体的にご紹介していきます。上述したように、ドラムは演奏音よりも振動が問題になるケースが多いので、音を消すよりもいかに振動を防ぐかが騒音トラブルを防止するためのポイントになります。

近隣住民に挨拶に行く

「何の対策にもならないのでは?」と考える方がいますが、騒音トラブルを防止したいと考えるのであれば、近隣住民とのコミュニケーションが非常に重要なのです。というのも、音の聞こえ方というのは、「どんな音なのか?」よりも「誰が出しているのか?」が意外に重要で、全く知らない人が生じさせる音と、仲の良い人が生じさせる音では、人の感じ方がかなり変わると言われています。

例えば、集合住宅に住んでいる方で、普段廊下で会っても挨拶すらしない人の家から子供の泣き声が聞こえてきたときには、「うるさいな!」と感じてしまいますよね。しかし、いつも仲良くしているお宅から聞こえてくる泣き声は「〇〇さんも大変ね。」と気遣いの気持ちすら湧いてしまうものです。

このように、音の感じ方は、ご近所さんとの普段の関係性も関わってきますので、ドラムの演奏に関わらず、音が生じそうな趣味を持っている場合、きちんと挨拶に伺っておくのがおすすめです。その時には、「きちんと対策をとって演奏しますが、音が漏れたらすいません。どの時間帯が最も音の影響が少ないですか?」などと、相手側に配慮する姿勢を見せておくとさらに良いです。

※そもそも楽器の演奏が禁止されている物件などの場合、挨拶しても意味がないので、そういった物件で楽器の演奏を行うのは控えましょう。

消音対策を行う

スティックのコントロール練習などであれば、可能な限り生じる音を小さくするという対策が効果的です。例えば、ドラムの上にタオルなどを敷いて、打撃音が小さくなるようにするなどが良いでしょう。ちなみに、練習パッドはドラムのような音は出ませんが、タオルなども置かずに叩いていると、布団たたきをするレベルの音が出るので、十分騒音になります。こういったアイテムの場合も消音対策は行いましょう。

練習パッドやドラムを浮かす

上述したように、ドラムなどのパーカッションは、生音ではなく振動が近隣に拡散し、苦情につながるケースが非常に多いです。したがって、この振動を伝わりにくくことは、騒音トラブル防止には非常に役に立ちます。ちなみに、ドラムを浮かすといっても、空中にぶら下げるという対策ではありません。

簡単に言うと、ドラムセットの下に、振動を吸収できるアイテムを設置し、床面に振動が伝わらないようにするという対策です。最近では、ホームセンターやネット通販などを利用すれば、ドラム用の防振マットなどが販売されていますので、そういった物を下に敷くと良いでしょう。

ちなみに、身近にあるもので振動対策を行うこともできます。例えば、床にバランスボールやテニスボールを並べて、その上にべニア板を置き安定させましょう。その上にドラムを置いて、叩いたときに沈みすぎなければ、バランスボールが振動を吸収してくれ、床面には伝わりにくくなります。

防音室を作る

自宅でドラムを叩く場合に、騒音トラブルを防止するための最も良い方法が、専門業者に依頼して防音室を作るという方法です。これであれば、ドラムの演奏音が外にもれなくなるのはもちろん、近隣住宅へドラムの振動が伝わるのも防いでくれます。したがって、ドラムの演奏に起因する騒音問題の心配はなくなると考えても良いでしょう。

ただ、その他の対策と比較すると、コストがかなりかかる点は注意してください。また、マンションの場合、演奏のレベルなどによってドラム用の防音室の施工が断られるケースもありますので、その点も注意しましょう。

まとめ

今回は、自宅でドラムの練習をしたいと考えている方がおさえておくべき、防音対策の基礎知識を解説しました。記事内でご紹介したように、ドラミなどのパーカッションが発生させる音は、日常生活の中に存在する騒音の中でも最も大きいと考えられるレベルの騒音です。そしてさらに、ドラムのような打楽器は、演奏時に振動が生じてしまうことになり、その振動が近隣住民に迷惑をかけることが多いのです。

ドラムの練習では、騒音問題を避けるためには、自宅ではパッド練習程度にしているという方も多いのですが、実はこのパッド練習でも騒音トラブルが発生することがあるので注意してください。この記事では、ドラムの騒音対策をいくつかご紹介していますので、是非参考にしてください。

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