ブログ

放置は厳禁!!いびきへの対処法と防音

こんにちは!今回は「いびき」についてお話ししていきます。

睡眠時、無意識に発生している「いびき」。いびきを放置していると、近隣との騒音トラブル、家族やパートナーとの関係悪化、また、病気になってしまうことで命の危険もあります。今回はいびきが起こる原因とその対処法、防音対策についてお話していきます!

いびきの原因

まず、いびきが出る原因についてお話していきましょう。
いびきは、気道が何らかの理由で狭まってしまっている際に呼吸をすることで、鼻や喉が振動して起こります。では、なぜ気道が塞がり、いびきかいてしまうのでしょうか。理由を以下にまとめました。

  • 生活習慣のみだれ
  • 飲酒、喫煙
  • その他の理由

上から順に説明していきます。

生活習慣

生活習慣が乱れていると、いびきを起こす原因になります。
例えば運動不足、食べ過ぎによる肥満になると、首の周りに脂肪がつき、気道を狭めてしまいます。また、睡眠不足やストレスなどで心身共に疲れてしまっている状態で寝ると、いつもより喉の筋肉がゆるみ、気道を塞いでしまいます。結果いびきに繋がってしまうのです。

飲酒、喫煙

飲酒、喫煙も大きな原因の1つです
まずは飲酒。アルコールには筋肉を緩める効果があり、大量に飲酒したり、寝る前に飲酒したりするといびきに繋がってしまいます。
次に喫煙。タバコにはニコチンなどの化学物質が多く含まれています。これらの刺激によって気道が炎症を起こし、いびきの原因となってしまうのです。

その他の理由

風邪や花粉症などで鼻づまりや喉の炎症があると、いびきをかきやすくなります。また、部屋の乾燥なども喉の炎症を引き起こし、いびきに繋がります。
他にも、睡眠薬を服用されている方は、睡眠薬に含まれている筋肉を緩める作用によっていびきをかきやすくなります。

いびきが引き起こすトラブル

様々な原因から起こるいびきですが、多くのトラブルを引き起こします。
主に考えられるトラブルをご紹介します。

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)

睡眠時に気道が塞がることで呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群。病名のアルファベットの頭文字を取って(SAS)と呼ばれています。
SASの原因の多くは肥満だと言われています。また、小児の場合はアデノイド(喉の奥のリンパ組織の塊)・扁桃が大きいせいで気道がふさがり、SASを発症してしまうこともあるようです。

SASを引き起こしてしまうと眠りが浅くなり、日中の眠気、倦怠感、気持ちの苛立ちに繋がります。さらに睡眠時に低酸素状態が続くため、多くの酸素を取り入れようと心臓に負担がかかり、心疾患のリスクも大幅に上がってしまうと考えられています。
また、車を運転される方は運転中の眠気が約4倍、居眠り運転の危険性が約5倍になってしまうというデータもあり、実際にSASが原因で起こった死亡事故も存在しています。

データの引用記事↓
『睡眠時無呼吸症候群と交通事故』

「いびきが大きいとよく言われる」「夜中に息苦しさで起きる」等SASを疑われる方は、一度お近くの耳鼻科や呼吸器内科へご相談されることをおすすめします。

パートナー、家族との関係悪化

大きな音を伴ういびきは、同居しているパートナーや家族との関係悪化をもたらします。
「パートナーのいびきが気になって眠れない」「家族のいびきが大きくて夜中に目覚めてしまう」といったトラブルは睡眠の質を低下させ、ストレスや喧嘩の大きな原因になってしまいます。いびきが離婚の原因になることもあるそうで、寝室を分けるなどの工夫や話し合いが必要です。

騒音トラブル


特に賃貸にお住まいの方はいびきでの騒音トラブルに注意が必要です。
日常生活で発生する音の大きさは平均で約60db(db:音の大きさの単位)なのですが、いびきの音量が大きい場合は70デシベルを超えることもあり、”部屋の壁が薄い”という方は騒音トラブルの原因に十分になり得ます。

いびきの対策

ここからはいびき対策や改善方法をご紹介します。

寝るときの体勢、枕を見直す

寝るときの姿勢や寝具を工夫することで、いびきをかきにくくなったり、いびきの音量を軽減できる事があります。
まずは姿勢です。寝るときに上を向いている方は横向きで寝てみましょう。
上向きで寝ていると気道が圧迫されいびきが生じやすくなりますが、横向きで寝ると気道が圧迫されにくく、空気が通りやすくなりいびきをかきにくくなります。

次は枕です。枕に高さがありすぎると首が曲がって気道が圧迫されてしまいます。
逆に低すぎると顎が上がった状態になり、口呼吸になりがちです。
枕の理想の高さは人それぞれです。是非一度、ご自身の枕の高さを見直してみるのもいいかもしれません。

生活習慣を見直す

上記でも記載した通り、SASの主な原因は肥満です。生活習慣を見直し、運動や食事制限などで減量を行うことで喉の周りの脂肪が落ち、いびきの改善が期待できます。
その他にも、禁煙や禁酒、十分な睡眠を取ることもいびき改善に繋がります。
また、生活習慣を見直すことは他の様々な生活習慣病の予防にも役立ちます。

医療機関を受診する


慢性的ないびきでお悩みの方は耳鼻科、呼吸器内科などの医療機関を受診することをおすすめします。いびきは大きな病気につながることもあるので、早期に受診し、適切な治療を受けることが重要です。

防音グッズを活用する・防音工事を検討する。

ここまで様々な対策をご紹介してきましたが、いびきが短期間で劇的に治まることは考えにくいです。そのため、いびき対策、治療と並行して、防音対策をしてみてはいかがでしょうか?
最近は寝る前に口に貼ることで口呼吸を抑制するテープや、寝るときに頭を入れるテント式の防音グッズなど、比較的安価でいびき音を軽減できるグッズが多数発売されています。

また、寝室に防音設備を施すこともトラブル防止に大きく効果があります。
防音工事を行い、寝室に防音設備を施すことで、いびきの音を室外に漏らすことなく、トラブル防止に繋がります。また、外部からの騒音も遮音することが出来るので、質のいい睡眠に繋がります。

阪神防音ではお客様の予算や要望に応じた防音工事も承れますので、ぜひ、この機会に防音工事を検討してみるのもいいかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本日はいびきの原因から対策までお話させていただきました。
中でも生活習慣を整えることは、病気の予防、健康寿命を延ばすことに繋がるなどメリットだらけです!ぜひご自身の生活習慣を見直し、規則正しい生活を送ってみてはいかがでしょうか。それでは!