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不安に感じる方が多いリフォーム時の職人さんへの対応について!リフォームの際はお茶出しは必要?

防音工事を始めとした大掛かりな住宅リフォーム工事を進める時には、工事期間中の職人さんへの対応をどうすれば良いのかについて不安に感じる方が多いように思えます。

例えば、防音工事でも、ピアノやドラム、ホームシアター用の本格的な防音室を作る工事となると、2週間から3週間程度の工期になるのが一般的ですので、毎日作業に来てくれる職人さんに対して、休憩時の軽食やお茶を出すべきなのか…という問題に悩む方が多いようです。さらに、リフォーム工事の横で日常生活を進めることになるため、特に宅内のリフォームを依頼する場合には、自分たちの振る舞いについて悩む方が多いと言われています。実際に、弊社が防音工事を進める際にも、打ち合わせの際に「当日来てくれる職人さんのために、お茶とお菓子を用意しておきますね!」とおっしゃってくれるお客様は非常に多いです。

防音工事など、大掛かりなリフォーム工事については、多くの方が初めての経験となることから、作業を行ってくれる職人さんへの対応に不安を感じてしまう方が多いと思います。そこでこの記事では、リフォーム工事の際、職人さんとのコミュニケーションを円滑に進めるための対処法や、余計なトラブルを避けるための注意点などについて解説します。防音工事以外にも、長期間にわたる住宅リフォームを行うケースは珍しくないので、ぜひ参考にしてみてください。

リフォーム工事を行う時の職人さんへの対応について

それでは、自宅のリフォーム工事を行う際、作業を行ってくれる職人さんへの対応について解説します。住宅リフォームは、その内容によっては1カ月近い工期になる場合も珍しくありません。さらに、工事野内容によっては、職人さんが宅内で作業することになるため、円滑に作業を進めてもらうために、どのような対応をすれば良いのかに迷ってしまう方が多いようです。

特に、夏場の作業などになると、工事に従事してくれる職人さんに対して、冷たいお茶やお菓子を出した方が良いのか…などについて不安を感じる方が多いようです。ここでは、多くの方が疑問に感じる、リフォーム工事の際の適切な対応についてご紹介します。

職人さんへのお茶出しは必要なのか?

リフォーム工事に限らず、多くの工事現場では、昼食に加えて「10時」と「15時」付近に職人さんが短い休憩を取ることが多いです。昼食については、職人さん自身がお弁当などを用意しているのですが、10時や15時の休憩に関しては、おやつなどを持参しているわけではないため、施主側が冷たい飲み物や簡単なお菓子を用意すべきなのかな…と迷う方が多いようです。実際に、一昔前のリフォーム現場では、施主側がお茶を出すのが当たり前で、そのタイミングで職人さんが休憩をとるといった時代もありました。

こういった記憶が現在でも残っていることから、「リフォーム時は職人さんにお茶とお菓子を出さなければならないのかな?」と考えてしまう方が多いのだと思います。ただし、現在のリフォーム業界では施主側に余計な負担をかけないようにしたいと考える業者が増えていて、工事の前に「休憩中などにお茶やジュースを出さないでください」と伝える会社が増えています。そのため、施主側がお菓子やジュースを用意するといった対応が減少傾向にあり、基本的には、施主側が休憩時のお茶やお菓子を用意しなくても良いと考えても構いません。

なお、職人さんへのお茶出しに関しては「出してはダメ!」と言っているわけではありませんよ。例えば、真夏の暑い中、汗だくで作業をしているのを見て、施主様側が「何か冷たい物を出してあげたい!」と考えたのであれば、自由に出してあげると良いでしょう。施主様側のご厚意で、たまにお茶出しを行うという行為は、職人さんも当然ありがたいと感じてくれるはずです。最近では、毎日のようにお茶出しをすると、職人側が「施主様の負担になっているのではないか…」と気にする場合があるので、出来る範囲で「たまに」出してあげるぐらいで良いと思います。

ペットボトルなどを用意して、自由に飲めるようにするのが喜ばれる

前述のように、現在のリフォーム業界では、業者側が施主様の負担にならないよう職人さんへのお茶出しを断るというルールを作っているため、お茶出しをしなくても構わない状況になっています。施主様は、毎日工事の前に挨拶さえすれば、後は職人さんが勝手に作業をして、その日の作業終わりに報告を聞くだけで良くなっています。ただ、こういった対応については、「なんだか味気ないな…」と感じる方も多いようです。

もし、自宅の工事を頑張ってくれている職人さんに対して、邪魔にならないように感謝を伝えたいと思うのであれば、ペットボトルや手軽に食べられるようなお菓子を用意し、作業の前に「自由に飲んでください」という形で職人さんに渡すと良いでしょう。この方法であれば、お互いに気を使うこともありませんし、作業の邪魔をすることもなく、職人さんに非常に喜ばれると思います。

ちなみに、軽食として用意するお菓子については、個包装されていて、簡単に口に入れられるようなものがおすすめです。職人さんが休憩する時には、手が汚れている場合も多いので、いちいち手を洗いに行かなくても食べられる個包装のお菓子が喜ばれます。また、ペットボトルや個包装のお菓子であれば、残ったとしても職人さんが持ち帰ることができるので、職人さん側に「食べきらないと…」「飲み切らないと失礼かな…」などと言った余計なプレッシャーをかけることもありません。

工事が始まってから変更したい部分が出た時の対処について

住宅リフォーム工事の対応で、お茶出し以上に気になるのが、工事が始まってから「気になる部分」「変更したい部分」が出てきたときの対応でしょう。どのような工事に関しても、リフォーム工事の施工内容や費用に関して、施主側と業者側が最終的な合意をしたうえでスタートします。したがって、リフォーム工事がスタートしてしまえば、「最初の計画通り進めるしかない」と考えるのが一般的で、当然のことだと思います。しかし実際には、いざ工事が始まってから「もっとこうしたほうが良かったのでは…」と言った感じに、合意した内容とは異なるアイデアや疑問点が出て来てしまうこともあるはずです。それでは、こういった合意した内容について、変更したい点が生じた時にはどうすれば良いのでしょうか?リフォーム工事に際しては、工事の前に契約書を交わしているわけですので、後出しで変更などはできないと考える方が多いはずです。

しかし、リフォーム工事着工後に、何らかの変更や疑問が生じた時には、出来るだけ早く現場の職人さんか営業担当の方に相談するのがおすすめです。当然、相談したとしても、対処することができないような内容もあるのですが、軽微な変更や金額が変わらないような変更であれば、職人さんが柔軟に対応してくれる場合もあるのです。なお、変更に際して、追加費用がかかってしまう場合もありますので、後々のトラブルを回避するためにも、計画変更で追加される費用に関する見積りは必ず貰っておきましょう。費用は掛からないと言われた場合、その旨を契約書に追記してもらうのもお忘れなく。

職人さんに対する不満がある時

最後は、職人さんに何らかの不満を感じた時の対処法です。人間同士ですので、どうしても相性的な問題などで反りが合わない…なんてこともあります。また、最悪の場合、マナー違反をするような最低な職人に出会ってしまうような場合もあるかもしれません。それではこのような時には、どうすれば良いのでしょうか?直接職人さんに苦情を言うと、工事に手抜きをされないか…と不安に感じてしまい、なかなか不満を打ち明けることができない方も多いと思います。

ただ、職人さんの対応や行動に関して不満を感じている、何か改善してほしいことがある…なんて場合、出来るだけ早く営業担当者さんなどに相談するようにしましょう。不満を感じたまま工事を進めてしまうと、後々のトラブルに繋がってしまう可能性があります。さらに、路上駐車やタバコのポイ捨てなど、マナー違反を犯す職人だった場合、ご近所さんとの関係が悪くなるなど、最悪の結果を招く恐れがあります。

こういった職人自身の問題については、きちんと業者の上役に相談することで、作業に従事する職人を変更してもらえるなどの対処が可能です。リフォーム工事に関する不満については、施主様側が我慢する必要はなく、その都度解消するのがベストですので、何かあった時にはいち早く営業担当者などに相談しましょう。なお、相談する際には、言いっ放しにするのではなく、改善のためにどのような対策を打つのか、きちんと文書などとして提出してもらうのがおすすめです。

リフォーム工事のトラブルと対処法について

それでは次に、リフォーム工事で発生し得るトラブルとその対処法を簡単に解説していきます。残念ながら、住宅リフォーム業界は、昔から消費者トラブルが多い業界として有名で、この状況は現在に至るまで変わっていません。リフォーム工事でのトラブルはさまざまな種類が考えられますが、ここでは代表的なものをいくつかご紹介します。

工事車両の駐車場問題

リフォーム工事に関して、意外な落とし穴となりがちなのが、工事車両の駐車場の問題です。また、搬入・搬出時に道を塞いでしまうというケースも珍しくありません。

最近では、狭小地に3階建て住宅を建てるケースが増えていて、職人さんが乗ってくる工事車両の駐車場や、材料を積み下ろしするために一時的に車を停めておく場所に困るケースが増えています。自宅に工事車両を駐車できるスペースが無い場合は、「駐車場は誰が確保するのか?」「駐車料金は誰が負担するのか?」を事前に決めておかなければいけません。また、材料の積み下ろしのため、一時的にでも交通の妨げになる可能性がある場合、近隣住人に迷惑をかけないようにどのような対処をするのかも決めておく必要があるでしょう。過去には、狭い道路に工事車両を駐車し、近隣住民から苦情が出てしまった…、駐車場代を職人から請求された…などと言ったトラブル事例があるようです。

リフォーム工事では、建材の搬入、廃材の搬出などを目的に、大型車両が必ず出入りすることになります。また、職人さんは車に乗ってくるわけですので、それらの自動車をどこに停めるのかきちんと決めておかなければトラブルのもとになってしまいます。したがって、工事車両に関するトラブルを防止するため、施工計画に合わせて「車両駐車計画」なども提出してもらうと良いでしょう。事前に、書面にて駐車料金や駐車場所に関してきちんと決めておけば、後々トラブルになることを防ぐことができます。万一、計画通りの位置の駐車していない場合でも、書面をもって取り決め通りに行ってもらえるように指示することができます。

契約通りの工事が行われていない

ありえないような話に思えますが、リフォーム業界での消費者トラブルでは、この理由で業者と施主様がトラブルになるケースは珍しくないのです。もちろん、外壁塗装で「白色の塗料」を指定したのに「黒色を使われた」などと言ったほどの差異が生じるケースではありません。

例えば、見積書では、最新の建材を使用することになっているのに、一つ型落ちの材料が採用されているとか、目に見えない位置の材料を少なくされているなど、リフォームの知識が少ない一般の方にはバレにくい手法を採用される場合が多いです。防音工事などで言えば、壁の中に吸音材や遮音材を充填するのですが、施工完了後にはこういった部分が見えなくなります。そのため、悪質な業者の中には、見積書に記載しているものよりもグレードの低い材料を採用するなどと言った詐欺のような事をするケースがあるようです。

上記のようなトラブルに関しては、業者側が自社の利益を増やそうと悪意を持って行っています。なかなか見抜くことが難しいのは確かですが、どのような材料が使用されているのかは逐一チェックする、お茶出しを装ってしっかりと施工がされているのか目を光らせると良いでしょう。実は、上で紹介したお茶出しに関しては、施主様側の好意と言う意味もあるのですが、きちんと作業をしているのかをチェックする目的にも使えます。たまに、少しづつ時間をづらしてお茶出しをすれば、職人側は「いつ施主様のチェックが入るか分からない」と意識するため、前述したような手抜きしにくくなるという効果が得られます。

なお、防音工事については、契約通りの工事が行われているかどうか、性能でチェックできるようにするのがおすすめです。防音工事は、「音漏れを防ぐ」もしくは「音の侵入を防ぐ」目的で行うものなので、防音工事完了後の防音性能について、数値として保証してもらいましょう。音は、人によって聞こえ方が異なるので、数値としての性能保証がなければ、業者の言いなりになる可能性があるのです。例えば、あなたが音漏れ具合に満足していない場合でも、業者の担当者に「自分の耳には聞こえない!」「打ち合わせ通りの性能になっている」と言われてしまうと、それ以上の作業をしてもらうことができません。これが、明確な性能保証の数値があれば、「それに達しているのか否か?」で工事の成否が判断できるようになり、数値に達していない場合は手直ししてもらうことができます。

防音工事業界では。数値による性能保証を行っていない業者も多いのですが、それは施工に自信がない証拠でもありますので、性能保証を行ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

今回は、意外に迷ってしまう方が多い、住宅リフォーム時のぎょすやさんへの対処について解説しました。

この記事でご紹介したように、近年のリフォーム業界は、「施主様の負担にならないように!」と考える企業が増えていて、施工中のお茶出しなどについては工事に入る前にお断りするといった対応を行う場合が増えています。ただ、これについては「絶対に出してはいけない」というわけではないので、作業の確認やご厚意で出す分には自由にすれば良いと思います。

なお、リフォーム工事は、何か疑問点があっても、それを放置して進める方が多いように思えます。しかし、気になったことがあれば、その場で質問する方が、お互いに気持ちよく工事が進められると考えてください。工事完了後に、「ここはも少しこうしたかった…」なんて話が出ても、対応しきれないケースが多いです。これが作業中であれば、無償で対応可能な場合も多いのです。

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