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6畳の部屋に防音工事をするには

6畳の部屋の防音工事は部屋全体を防音仕様にする方法が適している

6畳の部屋を防音仕様にする場合に、気になるポイントとして真っ先に挙げられるのがその工事方法と費用ですが、施工方法によって、費用の価格幅はさまざまです。
本記事では、施工方法別の防音工事にかかる費用と工事実施の際に気をつけるべきポイントなどを解説していきます。
6畳の部屋に防音工事を考えている方はぜひ参考にしてください。

6畳の部屋の防音工事は部屋全体を防音仕様にする方法が適している

防音工事の方法には、自宅の一室を工事して防音室に作り変える方法と、市販の組み立て式の防音ボックスを設置する簡易的な方法があります。
しかし、組み立て式防音ボックスを設置する方法は、6畳のような大型サイズだと取り扱いがない場合が多いので、今回の防音工事においては不適切です。
6畳の部屋には部屋全体を防音仕様にする方法が適しており、防音にする箇所としては、天井、床、壁、ドア、窓の5つが挙げられます。
床は、浮床工法とします。
壁には、浮き構造の遮音と防振を兼ね備えた工法が必要です。壁の防音工事は、部屋全体の防音性能を保つうえで非常に重要な箇所となるため、手を抜かずに行いたいところです。
窓の防音工事には、防音サッシを内窓として設ける方法があり、これは十分に防音性能が高くなります。
これら以外の方法として、部屋全体を工事して浮いている空間を作り、音が伝わらないようにする方法もあります。
生活音はさまざまな箇所から漏れる可能性があります。近隣住民とのトラブルを避けるためには、それらすべての箇所を網羅して防音工事を施す必要があります。

6畳の部屋の防音工事にかかる費用はスタンダードなものなら200万円〜250万円が相場

6畳の部屋の防音工事にかかる費用について解説します。最初に部屋全体を工事して浮いている空間を作り出す工事方法の相場を紹介します。
この工事の相場は、おおよそ160万円から300万円以上となっています。
価格幅が広いですが、これはどんなレベルの防音性を部屋に持たせるかによって変わってくるため、一概にはいえません。
しかし、一般的なスタンダードの防音性能を持たせるのであれば200万円から250万円が相場になっています。
部分的な防音工事を施す場合ならば、床の場合、一番安い遮音カーペットを敷く方法で1万円から5万円、床材を変える方法で25万円から30万円かかります。壁の場合は、合計して約30万円程度、窓の場合はそれぞれ9万円程度かかります。

6畳の部屋に防音工事をする際の注意点は料金が安すぎる業者を避けること

最後に6畳の部屋に防音工事をする際の注意点について紹介します。安すぎる料金を指定してくる業者には注意しましょう。
料金が安いということは、それだけどこかの料金を削っているということです。材質が悪い床材が使用されたり、防音性の低い施工方法になったりと満足いく工事結果にならない可能性が考えられます。
そういったトラブルを避けるためにも、先ほど紹介した相場を参考にして、そこから大きく外れるような業者からの提案があった場合は、疑いの目を持つようにしましょう。
また、ハウスメーカーへの依頼は、場合によっては避けたほうがいいケースがあります。ハウスメーカーに依頼するとその紹介料というのが見積もりに含まれます。
そのため、防音工事会社に依頼するのと比べて割高になってしまいます。料金を少しでも安く抑えたいならば、自分で施工をしてくれる防音工事会社を探して依頼をしましょう。